自身の業績を管理する上でbibtexを使っていたのですが,ホームページに掲載するには向いていませんでした. 便利なjavascriptでもないか探していたら,ウェブサービスのBibBaseを見つけました.
使い方
使い方は簡単で,
- bibtexをネットからアクセスできる場所へ配置する(例:https://kbys_t.gitlab.io/publish.bib)
- URLをBibBaseの「Generate Your BibBase Page」に与える
- 生成されたコードを表示したいページにコピペする
<script src="https://bibbase.org/show?bib=https%3A%2F%2Fkbys_t.gitlab.io%2Fpublish.bib&jsonp=1"></script>
URLに&group0=type&group1=year
などをつけてオプション指定することも可能です.
結果はこちら
他にも文献にキーワードを追加したり,pdfへのリンクを付けることもできるそうです.
欠点
確かに便利なのですが,やはり海外産ですので日本語に弱いです.
日本語を意識したbibtexのスタイルだと名前は省略しないことが多いですが,BibBaseは英語表記同様に「名前,名字(省略形)」になってしまっています.
(2018/08/31追記)
URLから指定できるオプションにfullnames
がいつの間にか増えてました.
これを1
にすれば,省略されずにbibtexに記載された順序で表記されます.
また,業績リストでは国際会議と国内会議は多くの場合分けていますが,分類方法が各々のtype(inproceedingsなど)なので,日本語と英語が混ざってしまいました. 分けるとしたら,手っ取り早い手段はinproceedingsとconferenceで使い分けるくらいでしょうか.
2017/04/26追記
調べてみたら,typeで表示される名前をcssを使って変更できるとのことで早速試してみました.
#group_article div.bibbase_group i+span { display: none; }
#group_inproceedings div.bibbase_group i+span { display: none; }
#group_inbook div.bibbase_group i+span { display: none; }
#group_conference div.bibbase_group i+span { display: none; }
#group_article div.bibbase_group i:after { content: "Journal and Transactions" }
#group_inproceedings div.bibbase_group i:after { content: "International Conference" }
#group_inbook div.bibbase_group i:after { content: "Book" }
#group_conference div.bibbase_group i:after { content: "Domestic Conference" }
これでtype部分の表示が切り替わるので,遠慮なくconferenceを国内会議に,inproceedingsを国際会議と分けて見やすくしました.